染み抜きの京都職人による、酸性薬品の紹介です。

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着物の染み抜きの技・京都 【なをし屋】
代表・染色補正師 栗田 裕史
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衣類のトラブルを解決します。

〒604-8846
京都市中京区壬生西桧町
16番地7 アクセスマップ

TEL 075-204-7738
E-mail:info@naoshiya-kyoto.com


染み抜き京都職人


 酸性薬品 (染色補正作業の薬品材料)

∇氷酢酸
性状: 強い刺激臭を有する無色の液体で、濃度99〜97%のものは摂氏17℃以下では
     凍るから、氷酢酸という。
用途: 抜染助剤として活用が著しい。ロンガリットとの併用。三品改良液に使用。
     アルカリの中和。塩基性染料の抽出。ボールペン・インクの溶解。
     アセテートに大しては危険。アルカリにより消失した色の復元。

∇シュウ酸
性状: 無色柱状の結晶
用途: 鉄サビを溶解させるのに用いる。常温でよい。生地に残留すると腐食するため、
     完全に水洗し、経時変化の起きないように注意。 青インク・鉄分の除去・
     織り糸のサビ・脱水機などの鉄サビ・古い清酒の汚点抜きに用いられ、
     汗ジミ抜き・アクジミ抜き・代用青花のヨードの色素除去にも利用できる。
     熱を加えてもよい。

∇蟻酸
性状: 刺激臭を有する無色又は淡黄色の液体で、染色用は85%濃度。
用途: 抜染助剤(ロンガリットと併用)。但し、氷酢酸よりも後日の黄変がしやすい。
     染料の固着。ぎらつき直し。酸性染料による絹・羊毛の促染剤。
     アセテートに対して危険。

∇フッ化水素酸
性状: 無色透明。発煙性・腐食性の液体。
用途: アクジミ抜き。鉄サビ除去。金属製のシミ、鉄塩を含んだインクのシミの除去
     にも用いる。濃溶液は全ての織物の害になる。低濃度(14%以下)で使用すること。

∇石炭酸
性状: 工業用は紅色又は赤茶色で、液状又は結晶。医療品に精製されたものは、
     白色の結晶。
用途: 浸染黒の抽出に適しているので、紋抜き等に利用。熱ゴテに木綿を当て、
     その上に生地をのせ、染められた染料を溶かし出して、染色濃度を低下させて
     抜染加工に移る。

∇酒石酸
性状: 無色透明の結晶又は粉末で、水に溶け易い。
用途: クロム染料の含金除去に用いられる。三度黒の抜染前に熱水作業(熱ゴテでの
     抽出法)を行い、金属物の除去を行って抜染効果を上げるのが目的。
     その後に三品改良抜染糊で抜染するとよい。夏御召のカビ落しにも効果がある。


∇硫酸
性状: 無色透明の液体。98%濃度
用途: 30℃〜40℃の温浴に3分の1程度の希硫酸を入れ、メラミン樹脂の除去。
     同じ方法により、フィックス剤の除去にも用いる。皮膚にかかると火傷を生じ、
     組織を破壊し、目に入ると失明する。硫酸を薄める場合は、大量の水の中へ
     少しずつ注ぎ、この逆をしてはならない。

∇クエン酸
性状: 結晶又は粉末
用途: シュウ酸の代用。シュウ酸を使っての水洗が不可能な場合、アルコールに混ぜて
     用いると水洗しなくても使用可能。酒石酸と同様に三度黒の抽出にも用いる。

∇塩酸
性状: 刺激臭のある無色又は淡黄色の液体。
用途: 揮発酸で10倍に薄めて亜鉛末取りに用いる。染料及びインキのしみ抜き。
     レーヨン織物からアルブミンのシミを除去するのに必要で、3%〜5%濃度で用いる。
     粘膜に破壊作用のある刺激剤で、肺水腫・炎症・上部呼吸器官と粘膜に潰瘍ができる。


                                     (染色補正の技法・技術 より抜粋)

染色補正の薬品材料
酸性薬品アルカリ性薬品還元剤酸化剤有機溶剤
天然樹脂合成樹脂界面活性剤抜染助剤補正しみ落し薬品

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