お祭りでだいたい必ず売っているリンゴ飴。子供の頃はよく買ってもらって食べた想い出があります(だいたい途中で食べ飽きますが)
そんなリンゴ飴ですが、りんごの表面にかけてある飴がかなりベタベタしておりまして、手に付いたりするといつまでもベタベタしていました。
リンゴ飴のシミは、食紅の色素も付くので、落ちにくいシミになる
リンゴ飴のシミですが、手に付いた程度であれば手を洗えば済む話なのですが、衣類、それも着物に付いた場合は、お洗濯するわけもいかないので、プロによる染み抜きが必要になります。
レンタル着物店様からのご依頼だったのですが、着物をレンタルされたお客様がリンゴ飴を食べていたところ、着ていた着物に落としてしまって、リンゴ飴の飴が付いてシミになってしまったそうです。
食紅で染まったシミは落ちにくい
飴自体は砂糖を熱で溶かしてから冷やし固めた物なので、固まった飴を溶かして洗い流せば落とせるのですが、リンゴ飴の飴には食紅の色素が含まれているので、その真っ赤な色素を落とす染み抜きが必要になります。
色素のシミは、比較的落ちにくいシミとなっていることが多く、シミの状態などによっては、染み抜きのプロでも手こずるシミとなります。
なかなかに大変なシミでしたが、綺麗に落とすことが出来ました。
お祭りで買える食べ物は、衣類に付くと落ちにくいシミになる物が多い(飴類・ソースや醤油類など)ので、着物に限らず食べ物を買って食べる時は、くれぐれもご用心くださいませ。
【参考価格】画像部分のシミの染み抜き 15,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)