着なくなった着物などをリメイク(リフォーム)して洋服の形に仕立て直すことは、着物を着たいけど着物を着るのが大変だというご年配の方を中心に人気があるようです。
洋服にする形としては、ドレスやワンピース、ジャケットなどがあります。
この着物をリメイクした洋服ですが、形は洋服でも元は着物ですので、染み抜きやクリーニングも着物と同様のお手入れ方法が必須となります。
着物リメイク服は、元は着物だから、着物のお手入れが必要
元が着物ですから、洋服と同じように洗ったり染み抜きしたりすると、柄の色が滲んだり、金彩加工が剥げたり、生地が縮んで着られなくなったりというトラブルが起こる可能性があります。
この、元は着物だったものをリメイクして洋服に変えたワンピースは、黒留袖を洋服にしたお品物でした。
濃い色の生地は白い汚れが目立ちやすい
ご依頼箇所は首周りの汚れだったのですが、黒い生地はファンデーションの汚れが目立ちやすいのと、擦れて毛羽立って白く見える状態になるので、白っぽさが目立つ状態でした。
白く見える汚れを落とし、白けた生地の部分を染色補正(色修正)で直して見栄え良くし、全体を着物と同じ洗いで洗って仕上げました。
【参考価格】画像部分のシミの染み抜き・染色補正とクリーニング仕上げ 12,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。)