シミは付いてすぐであれば綺麗に落とせる場合がほとんどですが、シミを染み抜きせずにそのままにしておいて長い時間が経ってしまうと、変色して簡単には落ちない古いシミとなります。
とはいえ、染み抜き不可能というわけではなく、手間を掛ければ落とせる場合がほとんどなんですが、一般的なクリーニング店や安さが売りの専門店で古いシミや変色シミは落とせないと断られてしまうのは、技術力の低さだけではなく、商売的に手間がかかる品物は断った方が効率が良いということもあるようです。
古いシミ・変色シミは断られてしまうことが多い
なをし屋は古いシミや変色シミも直せる本当の専門店ですので、そのようなシミも基本的にはお断りすることはありません。
着物の衿元あたりに黄色い変色シミが無数にあります。
黄ばみのシミであっても、下落としはしっかりします
このようなシミの場合、シミはもちろん変色しているのですが、洗剤と専用の染み抜き機械による洗浄で付いているだけの状態のシミが落ちてシミが薄くなる場合が多いので、見た目に変色シミだと断定出来る状態であっても、変色シミを漂白する前には下落としを必ず行います。
この下落としを省いていきなり変色シミの漂白処理を行うと、最終的なシミの抜け具合にも影響しますので、染み抜き作業において手間をかけるか否かということは、仕上がりを左右することになります。
しっかりと下落としをしてから漂白処理を行ったので、見た目に分からないレベルに染み抜き出来ました。
【参考価格】画像部分の修正 10,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)