界面活性剤 (染色補正作業の薬品材料)
∇マルセル石けん
性状: 棒状
用途: 羊毛の洗浄・ソーピング・絹・人絹・綿の精錬。生洗い・しみ落としに用いる。
∇ロート油
性状: 液状
用途: ヒマシ油を硫酸で加工した油剤。浸透剤・柔軟平滑剤・均染剤・乳化剤として用いるが、三度黒の柔軟剤としては用いないのがよい。(生地の脆化につながる)
∇クリンテット
性状: 粉
用途: 石油系合成洗剤でソーピング、洗剤として生洗い、しみ落し、染料液の浸透剤として用いる。
∇モノゲン
ペースト状のソーピング剤。しみ落としの浸透剤に用いる。
∇ティポール
液状でしみ落し用。染料液の浸透に使用。
∇メイジェントTOM
液状。ダック友禅の補正の浸透剤として有効。
∇シントール
液状。生洗い用で生地につやが出る。
∇スキット防水の液体
褐色の液体で、紋上絵などの際、少量を箇所に塗布し、ドライヤー等で乾燥し、柄描きなどに用いる浸透剤。
∇フィックス
液体。染料の湿潤堅ろう増進剤。生洗い後の泣き止めに用いる。(直接染料用)
※参考文献 「染色補正の技術・技法」 京都染色補正工業協同組合 著