当店はクリーニング店さんからのご依頼も多いのですが、通常の染み抜き品だけでなく、クリーニング店の染み抜き作業で失敗したいわゆる事故品の染み抜きや、洗いの時に起こった事故やトラブルによるシミの染み抜きもよくあります。
クリーニングや洗濯でインクが漏れ出す事故がよくあります
よくあるのが、衣類を洗った時に、ポケットの中にボールペンが入ったままで、インクが漏れ出してしまったという事故。
このインクの漏れ出しの事故、洗いの際にはポケットの中を点検するのが決まりになってますので、クリーニング店さんに責任がないとは申せませんが、そこは人間がやることですから、見落とすこともあります。
ですので、大事な衣類をクリーニングに出す際は、内ポケットなども含めて、あらゆるポケットや収納部分に何か入れっぱなしになっていないか?を点検してからクリーニングに出すことを強くお勧めいたします。
ボールペンのインクが洗いで漏れ出した事故の場合、洗うという過程において、インクが流れ出して大量に衣類についてしまうことがほとんどです。
大量にインクが付くということは、かなり濃いシミになりますので、染み抜きを行ってもシミが残ってしまう可能性が高いシミとなります。
また、付いたシミが小さいものに見えても、洗いでインクが漏れ出していますので、見える部分以外の周囲にもインクが拡がっていることが非常に多いです。
漏れ出したインクのシミは非常に厄介なシミになる
このシミも、ポケットの中にボールペンが入っていてそのまま洗ってしまった結果、インクが漏れ出す事故となったシミです。
先ほど説明したように、洗いでインクが漏れ出した場合、かなり濃いシミになっていますので、書いた程度のシミに比べると、手間も難しさも比較にならないくらいのレベルの染み抜き作業となります。
かなり大変な作業でしたが、完全に分からない状態に直すことが出来ました。
【参考価格】画像部分のシミの染み抜き 12,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)