夏から秋にかけては、七五三のお参りに使うお着物のお手入れのご依頼が毎年増える時期です。
親御さんが自身の七五三やお宮参りの時に着たものをお子さんに使う予定という場合が多いのですが、祝い着はその行事がない時はしまったままになっていることがほとんどなので、その間にカビが生えたりしてシミになっていることが多くあります。
祝着・七五三着物は保管中にシミが拡がっていることが多い
しまったままの期間が長いということは、シミが出てもそのままなので、シミが発生してからの期間も長いということになります。
ですので、シミは拡がるところまで拡がり、変色も行き着くところまで行ってしまっているので、酷いシミになっていることが非常に多くなります。
七五三の三才のお参りに着るためのお着物をお預かりさせていただいたのですが、カビによるシミが拡がっており、シミ自体の変色も濃くなっていました。
子供用の着物は生地があまり丈夫でないことが多い
お子様用のお着物のご相談をいただいた際にいつもお話させていただくのですが、お子様用のお着物は生地が丈夫でないことが多く、染み抜きに関しても多くの場合あまり無理が出来ません。
なをし屋では、お子様用のお着物であっても生地を傷めずに染み抜きする方法を確立しておりますので、ほとんどの場合、ご着用に支障のない状態に直せます。
濃い部分のシミは薄っすらと残りましたが、ご着用にはまず支障のない状態に直せたかと思います。
仕上がりをご覧になったご依頼者様とお嬢様にも、大変喜んでいただけました。
【参考価格】画像部分の染み抜き 10,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)