振袖の柄部分の変色シミ

シミというのは、付いただけで分かるシミ、つまりは色素などがあって見た目に分かるシミ（墨、赤ワイン、ソースなど）と、乾いてしまうと付いただけの状態では見えにくくなるシミ（汗、お酒、お吸い物など）があるのですが、見えにくくなるシミは、染み抜きをせずに年月が経つと、だんだん濃く変色してシミが浮いてくることがあります。

シミの原因は不明ですが、何かに大きく濡れた跡が、経年変化で変色したシミになっています。

このような柄部分に出た変色シミの場合、染み抜きと柄修正を行うのが通常のシミの直し方となります。

柄を足すのではなく、染み抜き後に柄を元に戻す加工によって、その部分をシミがなかった状態に直す作業となります。

大きめの変色シミでしたが、柄も含めて見た目に分からない状態に直せたかと思います。

【参考価格】画像部分のシミの染み抜き 20,000円程度（税別）
（※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。）