イタリア製ニットの変色シミ

シミというのは、時間が経って変化するシミとしないシミがあります。

変化しないシミの代表格は、インクやボールペンなどのシミです(他にもありますが)

変化するシミの代表格は、やはり飲み物や食べ物のシミかと思います。

変化するということは、付いただけの状態から何らかの変化を起こすということなので、ほとんど(というか全て)の場合、付いただけの状態よりも落ちにくいシミに変化しています。

 

イタリア製ニット 染み抜き前

 

ちょっと分かりにくいですが、イタリア製ニット(たぶんお高いやつ)に、変色したシミが付いています。生地の素材は綿100%でした。

ニットには、今回のような綿のものもあれば、羊毛やカシミヤ、アクリルなどもあります。

その中で一番染み抜きがしやすいのは綿なのですが、このような鮮やかなな青色などの場合、特にインポート物はその傾向があるのですが、染み抜きで地色が抜けやすい場合があります。

今回のお品物も、強く染み抜きすると色が極端に抜ける気配があったので、慎重に少しずつ抜きました。

 

イタリア製ニット 染み抜き後

 

ほぼ分からない状態に直せたかと思います。

【参考価格】画像部分の染み抜き 2~3,000円程度(税別)
※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)