HERMESスカーフの古い変色シミ

スカーフというのは、ほとんどの場合に絹（シルク）の生地で作られておりますので、そうなると当然ですが、絹を染める染料で染められております。

ですので、全く同じではないのですが、絹の着物との共通点があり、染み抜きに使う薬品や色修正に使う染料も、着物に使っているものと同じものが使えますし、シミ抜きの技法も同様に使えます。

とはいえ、生地の織り方や薄さ、また染色の技法なども同じではありませんので、着物と全く同じ方法で染み抜きを行うと、繊細な生地を傷めて元に戻せないようなダメージを与えてしまうこともありますので、やはりそこは着物だけでなく洋服なども染み抜きしているクリーニング師の免許を持った職人の出番かと思います（つまりは私ですね）

HERMES（エルメス）のスカーフに、いつ付いたかは分からない古い変色シミが点々と付いております。

お母様の形見であるスカーフということで、何とか使えるぐらいに直してもらえたら、というご依頼でした。

なをし屋は主に着物の染み抜きやお手入れを生業としておりますが、衣類のメンテナンスの専門家であるクリーニング師の免許も保持しており、着物以外の洋服などの染み抜きも多く承っております。

ですので、着物以外のお品物でお困りの方は、お気軽にご相談いただければと思います。

着物のお手入れで培った技術とクリーニング師の技術と知識で、生地と染色を傷めることなくシミを抜くことが出来ました。

【参考価格】画像部分のみの染み抜き 5,000円程度（税別）
（※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。）