スカーフの濃い変色シミ
あけましておめでとうございます。
一年を通して唯一完全に休みをいただく正月三が日を終えて、まったりとですが仕事を始めております。
本年も「なをし屋」をどうぞよろしくお願いいたします。
高級ブランドのお品であってもそうでなくても、ほとんどの場合、スカーフはシルク(絹)の生地で作られています。
やはり首元などの直接肌に触れることが多いので、肌触りが重要視されているからでしょうか。
シルクという生地は、乾燥している状態ですと意外と擦れに対する強度があるのですが、濡れたり湿ったりした途端に強度がガタ落ちし、湿った状態で擦るとあっという間に生地表面が傷つき、いわゆる「スレ」という状態の繊維のトラブルになります。
スレは物理的な損傷になりますので、一度なってしまうと完全に元に戻すのは非常に困難ですので、シルクの製品にシミなどが付いた場合は、くれぐれも濡れたおしぼりなどで擦ってしまうことは避けてください。
シルクのスカーフに濃い変色シミが付いております。
ここまで変色してしまうとシミの原因は不明ですが、何らかのシミが長い年月の間に変化して濃くなったのは間違いありません。
変化(変色)したシミを抜くには、変化したものを薬品などで変化させないと抜けないので、生地や染色を傷めずにシミを抜くには、技術と経験が必要となります。
一般的なクリーニング店さんで古いシミや変色したシミの染み抜きを断られてしまう理由の一番大きな理由がそれになります。
変色シミを抜くと、多くの場合生地の染色が影響を受けるので、染み抜き後に色修正(染色補正)を行って修正する必要があるのですが、多くのクリーニング店さんではその色修正が出来ませんので、付いただけのシミは落とせても、変化したシミを落とすのは技術的に難しいことが多いのです。
なをし屋はもちろん色修正も出来る染み抜き専門店なので、シルクのスカーフの変色シミも綺麗に直すことが出来ます。
クリーニング店さんで断られてしまったシミもお気軽にご相談くださいませ。
【参考価格】画像部分の染み抜き 8,000円程度(税別)
(※注※染み抜きは生地の素材・色合い、シミの濃さなどによって金額が変わってきます。あくまで一例の参考価格としてお考えください。クリーニングその他加工は別途料金がかかります。)